「カッコええなぁ〜、気持ちええなぁ〜」が拙者のタフジャケ選択基準です。な〜んて言うとスパッと割り切れてるように聞こえるんですけど、実のところ、拙者にはコレクターほどの気合も、スーパーマニアチックな見識もないもんで、世間のざわめきが結構気になっちゃったりします。このあたりが拙者の小心というか、ミーハーたる所以なんですけど、そんなこたぁちと置いといて、少し前から「Langlitz Leathers」(以後ラングリッツ)のライダースはスゴイとかすばらしいという話を見聞きするようになりました。中には、「究極のカスタムメイド」とか「世界No.1」なんて表現もチラホラ。
おいおい、いつ“R1=ライダースジャケット世界一決定戦”があったのよ・・・ん〜、待てよー、もしやったら日本代表はどこだろなー?カドヤはやっぱりはずせないかー、あとハロルズギアとかイエローコーンなんてのも代表としちゃ面白そうだな、そうそう、地味だが試合巧者のクシタニも忘れちゃいかん、おっと他にも結構あるぞー・・・などとアホなことを考えてた拙者、ハッと正気を取り戻して気づきました。
「ラングリッツなんて見たことねーぞっ!!」
ここで、ラングリッツについてちょっとお話をば・・・(詳しく知りたい方は当サイトのメーカー・ショップリンクから、ラングリッツのホームページをご覧下さい。)
オレゴン州ポートランドにあるラングリッツは、1947年、ロス・ラングリッツ(1918〜1989)というめっぽうバイク好きのオジサンが1人でスタートさせた「スピードウェイ・タッグス」というレザー工房が始まりです。 以降、現在に至るまで規模の拡大を図らずにファミリー中心で工房を運営し、「1日6着」という生産ペースを守って高いクオリティを維持しています。実際、ラングリッツのホームページを見てみると「うちゃ、ちっせー会社なんだよ」と言い切ってますし、「ショッピングセンターで売ってるようなもんは作らねーよ」という表現からも、職人気質みたいなもんがヒシヒシ伝わってきます。
さて、こうもイイという評判を耳にするようになると、ミーハーなタフジャケ好きの拙者の病気が出はじめます。
「ラングリッツねぇ、ふ〜ん、究極?一番?、なんにしても結構イイんだ。」
「そういやシンプルなダブルライダースって、アメリカユニバーサルスタジオのお土産のターミネーター2ライジャケ(こいつはパキスタン製のテロテロ、まさにお土産でもらったモノ)しか、持ってねーぞっ!」
「う〜ん21世紀にもなったことやし、会社も円満に辞めたし、シンプルで飽きのこないダブルのライジャケ1着持っててもエエなぁ〜。」とどっかで聞いたようなロジック。
こうなるともうダメです。
「ええいっ、いてまえ〜」