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Vol.4「究極?だったら試そう、Langlitz Columbia 購入編」

究極?、一番?

  「カッコええなぁ〜、気持ちええなぁ〜」が拙者のタフジャケ選択基準です。な〜んて言うとスパッと割り切れてるように聞こえるんですけど、実のところ、拙者にはコレクターほどの気合も、スーパーマニアチックな見識もないもんで、世間のざわめきが結構気になっちゃったりします。このあたりが拙者の小心というか、ミーハーたる所以なんですけど、そんなこたぁちと置いといて、少し前から「Langlitz Leathers」(以後ラングリッツ)のライダースはスゴイとかすばらしいという話を見聞きするようになりました。中には、「究極のカスタムメイド」とか「世界No.1」なんて表現もチラホラ。

  おいおい、いつ“R1=ライダースジャケット世界一決定戦”があったのよ・・・ん〜、待てよー、もしやったら日本代表はどこだろなー?カドヤはやっぱりはずせないかー、あとハロルズギアとかイエローコーンなんてのも代表としちゃ面白そうだな、そうそう、地味だが試合巧者のクシタニも忘れちゃいかん、おっと他にも結構あるぞー・・・などとアホなことを考えてた拙者、ハッと正気を取り戻して気づきました。

  「ラングリッツなんて見たことねーぞっ!!」

  ここで、ラングリッツについてちょっとお話をば・・・(詳しく知りたい方は当サイトのメーカー・ショップリンクから、ラングリッツのホームページをご覧下さい。)
  オレゴン州ポートランドにあるラングリッツは、1947年、ロス・ラングリッツ(1918〜1989)というめっぽうバイク好きのオジサンが1人でスタートさせた「スピードウェイ・タッグス」というレザー工房が始まりです。 以降、現在に至るまで規模の拡大を図らずにファミリー中心で工房を運営し、「1日6着」という生産ペースを守って高いクオリティを維持しています。実際、ラングリッツのホームページを見てみると「うちゃ、ちっせー会社なんだよ」と言い切ってますし、「ショッピングセンターで売ってるようなもんは作らねーよ」という表現からも、職人気質みたいなもんがヒシヒシ伝わってきます。

  さて、こうもイイという評判を耳にするようになると、ミーハーなタフジャケ好きの拙者の病気が出はじめます。
  「ラングリッツねぇ、ふ〜ん、究極?一番?、なんにしても結構イイんだ。」
  「そういやシンプルなダブルライダースって、アメリカユニバーサルスタジオのお土産のターミネーター2ライジャケ(こいつはパキスタン製のテロテロ、まさにお土産でもらったモノ)しか、持ってねーぞっ!」
  「う〜ん21世紀にもなったことやし、会社も円満に辞めたし、シンプルで飽きのこないダブルのライジャケ1着持っててもエエなぁ〜。」とどっかで聞いたようなロジック。
こうなるともうダメです。

  「ええいっ、いてまえ〜」

オーダーまでの長い道のり?その1

  まぁ、普通ならここで「よし、ラングリッツを置いてるショップに見に行ってみるか」となるんでしょう。
  東京だったらアメカジショップ「スケアクロー」が有名で、なんでもラングリッツを日本で最初に紹介したのもこちらだそうです。スケアクロー特注のラングリッツもあるようですし、フルオーダーのカスタムメイド故の正確な採寸も必要ということで、確実性とオリジナリティを求める方はこちらのショップに相談するのもいいでしょう。(恥ずかしながら、拙者はまだスケアクローにお邪魔したことがありません・・・近いうちに行ってみたいもんです。)
  しか〜し、そこがめっぽうエエかげんな拙者のこと、「まぁ、ええわ、そんなに評判高いなら直接ラングリッツに連絡とったれ、顧客対応も見たいし」てなもんです。

  早速、ネットでラングリッツのホームページ探し。
  「あった、あった〜。ん、待てよ、ホームページには商品のオーダーシステムがないじゃぁ〜ん!」
  そうなんです、ラングリッツはホームページを公開してますが、そこから直接商品のオーダーはできないんです。
  「んじゃ、メールで連絡を・・・って、メールアドレスもないじゃぁ〜ん!」
  またまた、そうなんです。このホームページではラングリッツの歴史や製品、会社のポリシーについての記述があるだけなんです。(でもメールアドレスくらいのっけて欲しかった・・・)

  「う〜ん、どうすりゃいいの・・・?」なんて思いながら読み進むと、最後に「ほんとに欲しいんなら、葉書かFAX、あるいは電話をおくれ」と書いてある。その下には住所、電話・FAX番号が。こりゃやるしかないでしょって訳で早速ラングリッツに「欲しい〜、欲しいの〜!」ってFAXを送信しました。

オーダーまでの長い道のり?その2

  FAX送信後、2,3日経ってもラングリッツからはなしのつぶて・・・
  こうなると、たった2,3日でも結構不安なもんで、拙者としても「ちゃんとFAX届いてんのかなぁ〜?」とか「なんか失礼な英文書いちゃったかなぁ〜?」などと考えてしまいました。
  待つこと1週間、これ以上レスポンスなかったら再度連絡をとろうと考えてた矢先、来ました来ました。あなた〜からの〜エアーメール♪

  早速開けてみると、あるある、カタログに価格表、そしてオーダーフォームが。上機嫌でカタログをながめながら、今回購入するライジャケは「Padded Pocket Columbia」(パッディッド・ポケット・コロンビア)に決定しました。価格は4月1日付けの価格表で1,025米ドル、送料込みで1,100米ドルです。究極と言われながらも、価格的には決してバカ高くはなく、むしろフルオーダーにしてはリーズナブル・・・と感じるのは拙者だけ?
  あと価格表には「だいたい4ヶ月待ちだよ〜」って書いてありました。

  よし、早速オーダーするぞっ、とオーダーフォームを見てみると、そこには採寸表が。まぁフルオーダーなんだから当然ですが・・・。そこでハタと気がついた。
  「おっと、当然インチ記入ですかぁ〜? うわぁ、めんどくせー」
  そうなんです、ショップ経由ではなく、ダイレクトにオーダーする場合は、自分で採寸し、センチをインチに直すことが必要です。採寸ヶ所も12ヶ所あり、この採寸&インチ換算作業をミスると・・・考えると正直ちょっと恐いですねぇ。拙者にとってもちと冒険ですが、ここまできたらやるしかないでしょ。ちなみに1インチは2.54センチです。

  なお、オーダーフォームには採寸の際の注意書きが付いてます。例えば、「ひとりで測るな、必ず誰か他の人に測ってもらえ」とか、「尻を測る時はベルトの下側から1インチとれ」など、いろいろ細かいことが書いてありますので、必ず読みましょう。
  という訳で、自分で測る訳にもいかず、拙者も相棒のゴリ子に測ってもらい採寸終了。
  支払いはクレジットカードになります。こちらもオーダーフォームに必要事項を書き込んでOK。後はオーダーフォームを送り返すだけです。

オーダー終了、できあがりはいかに?

  オーダーフォーム返送後、ラングリッツから領収書と受け付け通知が届きました。
  拙者のコロンビアは7月26日に完成予定のこと(ま、真夏じゃ〜ん)。採寸ちゃんとできてるかなぁ〜との不安はありますが、後は寝て待つだけ。
  今回オーダーしたコロンビアについては、その出来や使用感など、「ゴリジャケ」にてリポートする予定です。お楽しみに。
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