Tough Jacket

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手入れ&収納術
タフさが売りのフライトジャケットとライダースジャケット、ガンガン着たおすのは当然だが、いい状態を長く保つには多少の手入れも必要だ。
「汚れりゃ、クリーニング屋へ」なんてのは確かにラクチンだけど、へたすりゃせっかく刻み込んだ大切な自分の味まで洗い流されてしまいかねない・・・。
だったら自分でやりましょう♪
お気に入りのタフジャケだからこそ、大切に長く着たいもんね。(^^)

ナイロンジャケットのお手入れ

丸洗い!?

ナイロンジャケットはレザージャケットのようにこれといったメンテナンスは必要ありません。しかし、レザージャケットよりも汚れが目立つのも事実です。
では汚れたらどうするのか?前述の「フライトジャケットバイブル」では洗濯機で丸洗いせいと書いてありました。確かに、これでOKかも・・・。まぁ不安のある方はクリーニング屋さんに出せばいいのではないでしょうか。

レザージャケットのお手入れ

【1】基本はシーズン中、着ている間のお手入れだ

当然のことながら、汚れをためてしまうと、後から落とすのは大変です。だからこそ日ごろからのケアが大切。「そんな面倒臭いことできないよ〜」とおっしゃるあなた、イエイエそんな難しいことじゃないんですよ。1週間に1度程度、着古しのTシャツなどの柔らかい布でサッとからぶきしてやればいいの。

シーズン中、頻繁に着用している間はオイルの補給も必要ありません。体温や、身体から出る脂や汗が革に必要な栄養分になるからです。ビンテージ風味を加味するためにわざと数年間油脂分を補給しないなんてワザもあるようですから。(但し、しばらく着用しないと革は硬くなるので注意が必要)

【2】油脂分の補給について

頻繁な着用がレザージャケットにはいいと分かってても、1年中着てるわけにはいきませんよね。しばらく着用せずにいて油脂分が不足するとレザーは硬くなり、繊維も弱くなって破れやすくなります。したがって時々は油脂分の補給が必要です。


オススメ!

ビンテージレザーや高価なフライトジャケットにオススメなのが、100%天然のホースオイルをベースにしたマスタングペーストです。
100ml \2,940
詳しくは取扱店GORILLAまで

油脂分補給に使われる代表的なオイルがミンクオイルです。ミンクオイルは油脂分の補給はもとより、汚れを落とす働きも持っているスグレモノです。数百円程度で買えるものなので、是非用意しておきましょう。(但し、B-3を代表とする羊革(シープスキン)ジャケットには使えません。専用のオイルが販売されてますのでそちらを使用しましょう。) また、フライトジャケット、ライダースジャケットを取り扱うメーカーやショップで専用のオイル等も販売されてますので、そういったモノを使うのもいいでしょう。
但し、革の種類などにもよるのですが、モノによっては色落ち、変色することもあるので、目立たない場所(すその裏側)で試してみることをお勧めします。

さて、ミンクオイルの塗り方ですが、着古したTシャツなどの布を使ってもいいんですが、え〜い、男だったら指で直接塗っちゃいましょう!ジャケットを着た状態で袖、ボディ全面に薄く塗りましょう。背中は・・・無理か。脱いで塗りましょうね。
ミンクオイルは少量でもすごく延びるので、塗り過ぎには注意。塗り過ぎた部分は一日も経つと白っぽくなってしまいます。塗り過ぎたと思ったら、早めに拭き取りましょう。
ジャケットが雨に濡れてしまった場合なども、陰干しでゆっくり乾かし、乾き切る前にミンクオイルで油脂分を補給しておきましょう。この際通常よりも少し多めに塗り、乾き切った後に余分のオイルは拭き取りましょう。

【3】クリーニングについて

レザージャケットが汚れてしまった場合ですが、ちょっとした汚れなら前述の通り、ミンクオイルでも落ちます。
しかし、結構汚れちゃったという時にはどうするのか?
某有名フラジャケメーカーでは中性洗剤を付けた布で拭い、その後洗剤分を拭き取ることを勧めています。また、「フライトジャケットバイブル」(イカロス出版\1,500)ではレザーソープを使うことを勧めていますし、朝日新聞掲載のお手入れ法では靴用のクリーナーでよいとしています。このあたりは、まぁ、好き好きだし、ケースバイケースでしょうか。
ただ、レザーソープを使う場合でも、靴用クリーナーを使う場合でも、最初はすその裏などで色落ちしないか試してみることが必要です。大丈夫なら少量を布にとり、布を揉んでなじませたのち、革を拭いていきます。拭き終わったら、別の布で革に残ったソープ、クリーナーと汚れを拭い取り、必要ならミンクオイルで油脂分を補っておきましょう。

表地の革部分はこれでいいとして、ほんとに困っちゃうのは、B-3、B-6などのシープスキンジャケットの襟・袖の汚れですよね。普通に使ってもワンシーズンで結構汚れますが、バイクに乗ったりしてるとあっという間に黒ずんでしまいます。
このような場合は、ウール系の洗剤を使いましょう。
洗面器などにウール系洗剤をお湯でといて手洗いです。歯ブラシなどのブラシで優しくこすってやるのも効果的です。洗った後は水気を絞り、陰干しし、乾き切る前に革の部分に油脂分(シープスキンジャケットならシープスキン用オイル)を補給しておきましょう。

さて、レザージャケットのクリーニング法を紹介してきました。これらは非常に一般的な方法であり、まず問題はないと思いますが、万一ということもあります。事前に試すなりして自己責任でやってくださいね。

保管(収納)方法

「ポイッと」収納でいい

レザージャケットもナイロンジャケットもシーズン中、シーズン後を問わず、「ポイッと」収納でOKです。
「ポイッと」収納とは、太めのいいハンバーにかけ、風通しのいい場所(しょっちゅう開け閉めするたんすでよい)にかけておくこと。簡単でしょ.。
大切なタフジャケだからと、たたんでしまっちゃうと折りじわがつくし、湿気の元にもなります。ビニール袋をかけたりするのも逆効果。特にレザージャケットの場合、湿気とカビが大敵です。時々はカビチェックを忘れずに。
そうそう、ハンガーはいいもの(太めのもの)を使いましょう。針金ハンガーなんて使っちゃうと型くずれしちゃいますから。

リペア(修理)

ジッパーが壊れてしまった、ライナーが破れてしまった、そんな時はリペアサービスを活用しよう。
ビンテージの古着を入手した時にも修理をすれば大切に永く着ることが出来ます。
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