画像はTHE FEW B-6 standard、画像提供:GORILLA |
◆概 略◆
密閉式コックピットの採用により、重くて動きづらい冬期用ジャケットの軽量化が可能になった結果、1939年に登場したのが、B-6ウインターフライングジャケットである。B-3をベースに、戦闘機パイロットにとっては非常に大きな欠点であった機動性の悪さを改良しているが、B-3の後継ジャケットではなく、今で言うところのインターミディエイトゾーン(-10℃〜10℃)用のフライトジャケットであるとされている。
但し、コックピットの与圧・空調が採用されるのは1940年代後半であり、B-6は寒冷地用として幅広く利用されていたと考えられる。
物資不足などの理由から、1943年には、表にコットン、内側にパイルを張ったB-10が後継ジャケットとして採用される。
ちなみに、ほぼ同型であるが、地上員用のジャケットとしてD-1がある。
◆特 徴◆
B-3同様、羊革(シープスキン)製で、衿は首の保温と寒風の進入を防ぐために1本のベルトで閉めることができる。B-3との外見上の違いは、衿元のベルトが1本であること、ポケットが2つであることである。*特徴については、現時点でレプリカとして世界トップクラスの完成度を誇るTHE FEW の商品を元に解説してあります。
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◆レプリカについて◆
代表的なレプリカメーカーは以下の通り。<ニュージーランド>
THE FEW MFG. Co.
*THE FEW 商品のお問い合わせは、関東の老舗特約店GORILLAまでどうぞ。
<日 本>
バズリクソンズ
<英 国>
イーストマン