画像はTHE FEW A-2 Dubow ラセットブラウンハンドコートモデル、画像提供:GORILLA (上記THE FEW商品のお問い合わせはGORILLAまで) |
◆概 略◆
世界中で最も知られたフライトジャケットといえるのが、このA-2。1931年、米国陸軍航空隊のサマーフライングジャケットとして正式採用され、以降第二次世界大戦終了の1945年まで飛行士に愛用された。1945年には、1935年にデュポン社によって開発され、画期的な人工素材とされたナイロンを使用した初のライトゾーン用(10℃〜30℃)フライトジャケットのL−2が後継ジャケットとして採用された。
当時の代表的メーカーとしては、ROUGH WEAR CLOTHING.CO.、J.A.DUBOW MFG.CO.、WERBER SPORTS WEAR CO.等が知られている。
1988年、A-2は現米国空軍により再度標準採用されている。
<タフジャケより一言>
(レザー)フライトジャケットといえば、まずA−2!?
このA-2を語る際のアイコンとして頻出するのが、1963年公開の映画「THE GREAT ESCAPE」(大脱走)の主役?クーラーキング=ヒルツことスティーブ・マックィーンである。映画の中でのA-2着用シーンはそれほど多くもないのだが、A-2というと「大脱走」のマックィーンを上げる人が多いのではないだろうか。
軍服なので当然だが、スタイルに変更がないので流行に関係なく着ることができる。また、サマーフライングジャケットであるので汎用性に富み、日本の気候下では他の多くのレザージャケットと比べても着用期間を長く取ることができるためオススメの1着でもある。
◆特 徴◆
第一期(1931〜1945)のA-2の多くは馬革(ホースハイド)で作られている。(一部にはステアハイド、ゴートスキンを使ったA-2もあり。)フロントジッパー(前モデルのA-1はボタン止めだった)、ドットボタン付きの2つのポケット、肩のエポレットなどが特徴。
また、衿がニットであったA-1に対し、A-2ではレザーの衿が付いた。初期のA-2は、この衿の取替えを想定してシャツに見られる「台衿」仕様(ボディと衿の間にレザーの帯がかましてある)になっているのが特徴である。(後期のものは台衿は省略された)
第二期(1988〜)のA-2は山羊革(ゴートスキン)製になっている。
*特徴については、現時点でレプリカとして世界トップクラスの完成度を誇るTHE FEW の商品を元に解説してあります。THE FEW 商品については、東京のTHE FEW正規特約店GORILLAにお問い合わせください。
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◆レプリカについて◆
知名度No.1のフライトジャケット故に、多くの衣料メーカーからレプリカがリリースされている。シールブラウンのTHE FEW A-2 Bronco |
カラーバリエーションはラセットブラウンと呼ばれる明るい茶色と、シールブラウンと呼ばれるこげ茶色の2パターンに大別されるが、各社がレザーに工夫をこなし、様々な表情を持つA-2を作り上げている。
代表的なレプリカメーカーは以下の通り。
<ニュージーランド>
THE FEW MFG. Co.
*THE FEW 商品のお問い合わせは、関東の老舗特約店GORILLAまでどうぞ。
<日 本>
ザ・リアルマッコイズ、バズリクソンズ、エビスヤテーラー、モーガンプロダクション
<米 国>
アビレックス、アルファ、クーパー、スピーワック、ロストワールド、フライトスーツ、バンソン、
<英 国>
エアロレザー、イーストマン