◆Company Profile◆
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◆概要◆
1897年、英国ロンドンのグレイトポートランドで紳士用品店「D.Lewis&Sons」としてスタートした。レザーウェアの製作に着手したのは1926年。当時成長産業であった航空産業の需要に応えて「AVIAKIT」ブランドを立ち上げ、パイロットの間でその名が広まった。1930年代には(軍用)バイクの登場により市場が拡大し、ルイス・レザーズはバイクウェアとしての評価を得るようになる。
1950年代には、米国で公開されたマーロン・ブランド主演の「The Wild One」(邦題、乱暴者)が英国の若者にも多大な影響を及ぼすが、ルイス・レザーズはその機を逃さず、アメリカからデザイナーのバッド・ギャンズを招き、いち早くWライダースジャケットを販売することでロンドンの若者に絶大な指示を受けるようになった。社名も「D.Lewis LTD」に変更された。
1960年代には、50年代のカフェレーサー集団「Ton-Up Boys」から発展したバイクカルチャーである「Rockers」が若者文化の一大潮流となるが、この時期、ルイス・レザーズも独自のスタイルを次々と発表、更にレース業界にまで進出し、全盛期を迎えることになる。当時はイギリス全土は勿論、ヨーロッパ各地からもルイス・レザーズのライダースジャケットを求める人たちがロンドンを訪れたと言われている。
70年代に入り、「Rockers」が自然消滅するとルイスレザーズも衰退の一途をたどることになる。
この時期以降ルイス・レザーズは次々と身売りを繰り返す。分かっているだけでも以下の通りである。
グッドフレイ・ルイス(D.Lewis)の息子→ワード・ホワイト氏→70年代中頃、ケッズ(同業者)→1984年、ピーター・リンゼイ氏→1986年、リチャード・ライオン氏この間、とくに80年代半ば以降はクオリティの著しい低下や生産も不安定なり、80年代末から90年代半ばまでは実質的に消滅状態であった。しかし、90年代入って起こったロッカーズ・リヴァイバルを背景に、日本のUKショップ「666」の強力な後押しによって、現在、ルイス・レザーズは復活を果たしている。